04.20.07:47
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02.01.23:25
小説3
部屋から出たアルーノは、言われたとおり休憩室に向かっていた。
印象としては微妙だな。
特殊課がちゃんと課として機能していたことも驚きだが
課長も、とても16歳とは思えない
信じられない事が多すぎる、だけど今目の前に存在している
ということは、これは現実なんだ。
そして、はっきりとした人間像が見えてこない・・・二人とも
どう考えても表面を取り繕っている
まぁ俺も似たような物がだから何も言えないんだが
まぁ、この仕事は素性を偽るのが日常茶飯事だからな
普段そうしてる人間は珍しいが・・・
まぁ、ちょっと考えすぎか・・・
頭を掻きむしりながらコーヒーメーカーでカップにコーヒーを入れていると
ぞろぞろと人がやってきた
「お、新人君のおでましか」
「俺はライル」
「私はペトラよ」
「トニーだ」
「ベン」
「ライラ」
ライル「他は今は仕事中でな」
ライル「それより、お前もセレス副課長に仕事邪魔されて他の課追い出されたんだろ」
アルーノ「あの人副課長だったのか・・・
っていうか俺のクビは仕組まれていたのかよ 何てこった・・・」
ライル「うちの課は表立って引き抜き出来ないからそうやって
引き抜く人間をクビにしてから内に呼ぶんだよ
こっちはいい迷惑だけどな」
ライル「まぁ内の人間は一癖も二癖もある奴らばっかりだから
悪餓鬼共の溜まり場って点では気に入ってる」
ペトラ「一番の悪餓鬼が言ってたら世話ないわね」
トニー「まぁ、元々内の課長連中が変わり者だからな
逆に仕事はやりやすいかもしれんぞ」
ベン「変わり者というよりは、謎が多すぎるのほうが正しいだろうな
昔の事は誰もしらない、3人以外な」
アルーノ「3人って誰?」
ライラ「課長と副課長と秘書のジュリエッタさん」
アルーノ「課長と副課長にあったがジュリエッタという人には会ってないな」
ライラ「まぁー3人の中では一番まともね」
ライラ「でも、まともっていってもこの特殊課でまともなだけであって
一般人からすれば可笑しな人ね、まぁあんまり人を変わり者扱いするのは
気が引けるんだけど・・・」
ベン「元々公安に一般人なんて居ないだろ」
ライル「まぁな」
トニー「まぁ一つだけ忠告しておくが、過去の事は聞くな
聞くと頭に拳銃突きつけられるぞ
しかもこれが冗談に見えねぇんだ 怖ぇったらありゃしねぇ」
ライル「多分あれ本気で撃つつもりだぞ」
アルーノ「胆に銘じておくよ」
ライル「おっと噂をすれば影だ」
セレス「さぁ諸君、仕事の時間だ」
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